海外で働くと言う事(2)

前回に続きまして、今回も海外勤務体験について書きたいと思います。私は現在アジアのある国で働いているわけですが、同じオフィスで働いている人たちの人種、国籍、母国語は様々です。唯一の共通点はと言えば、「皆英語を話す」ということくらいです。もちろん皆流暢な英語を話すわけですが、発音に関しては、それぞれの出身地によってかなりの差があります。

私などはアメリカのしかも田舎街に住んでいましたので、アメリカ英語には大分慣れているのですが、その他の発音に関してはあまりなじみが無かったので、最初は相手の言っていることを理解するのに大分苦労しました。最近は慣れてきたのか以前ほどの苦労はしませんが、それでもアメリカ英語ほど楽には聞き取れません。そんな中で日常的にお互いの意思疎通を図っていかなくてはならないわけですから大変です。単純な内容であっても、相手に伝えるのに苦労することも多々あります。

結局同じ「英語」とは言っても、人によって、または出身地によって発音等の「くせ」があるので、例えば私のようにアメリカ英語というたった一つのバリエーションにしか通じていないと、同じ英語を話してくれているにも関わらずそれを理解するのに苦労するわけです。ネイティブスピーカーでない、一般の英語学習者にとっては避けられない問題だと思いますが、これに関しては残念ながらそれぞれのバリエーションを実際に聞いて、慣れる以外に方法は無いような気がします。

よく海外の映画を見ていると、やけに良く聞き取れる映画もあれば、なかなか聞き取れ無い映画、さらにはほとんど聞きい撮ればい映画など、同じ英語が話されているにも関わらず、自分自身の理解度が異なることがあります。これは、日本語であっても若者の話す言葉と年配の人の話す言葉、または男性が良く使うフレーズと、女性が良く使うフレーズ、さらには発音や表現方法の異なる方言など、同じ日本語でも実際には様々なバリエーションが存在し、はなじみの無いバリエーションに関しては内容が理解しづらい場合があるのと同じことです。

日本で多少英語のできると言われている人でも、例えばニュースなら聞き取れるが若者の見る様ななドラマなどはほとんど聞き取れないという人も数多くいると思います。私自身、昔は主にニュースを聞いて聞き取り練習をしていたため、CNNや、AFNなどのニュースは問題なく聞き取れるのですが、映画となると場合によっては50%程度しか内容が理解できないこともあります。これに関してもひたすら同じような映画を見て、そこで使われる表現に慣れるしかないと思います。

その際効果的な学習方法としては、聞き取れた表現をその都度書き取って、さらに暇があれば口に出して発音してそのままフレーズごと覚えてしまうことです。実際私も職場で他人が話していて「これは使える!」という表現があると、その都度書き取って覚えています。私の経験でも、これが最も効果的な英会話の学習方法だと思います。語学学習のコツは、とにかく受身にならないことです。映画を見るにしてもただ見ているのではなく、自分がその映画の登場人物になったつもりで集中して見ることが大切です。自分だったらこの場面でどう反応するか、何を言うかを、常にシュミレーションしながら映画を見れば、同じ映画を見るにしても語学学習効果は2倍3倍になります。結局、いかに切迫感を持って学習に臨むかということだと思います。

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