英語コラム6・・・楽しんで英語を学ぶ方法

私はコラムの中で、「英語だけ出来ても意味ねーよ」という事を力説してきました。まぁ、これは当然といえば当然ですよね。英語という技能はプラスアルファがあって初めて、その人の人生ををより豊かなものにするのに役立つわけです。F1レーサーの佐藤琢磨さんは、一流のF1レーサーだからこそ、インタービューを英語で受け答えする姿がカッコイイわけであり、カリフォルニアで遊学しているボンボン達が、ヤク中で捕まって警察に英語で受け答えしても、カッコ良くはありません。

というわけで、英語というのはあくまでも道具であり、その人の持っている他の様々な面をより豊かをする手段として学ぶべきものであり、英語そのものに焦点を絞りすぎた英語学習に(あまり)意味は無いということです。これは例えば、家を建てる手段として、大工はカンナの扱い方を学ぶわけであり、カンナの使い方そのものに焦点を絞りすぎるのは、意味が無いということと同じです。大工という職業は、立派な家を建てるのが仕事であり、決してカンナの使い方日本一を目指したり、カンナの構造を事細かに研究することではないということです。

このように、英語を「道具」として学ぶという発想を、英語の学習に役立ててしまおうではないか、というのが今回のテーマです。英語学習に関して私が常日頃から感じていることの一つに、英語を英語教材で学ぶことがホントにそんなにベストなの?ということがあります。英語教材というのは当然使用者の英語能力を伸ばすことを目的として作られる(べき)ものですが、あまりにもそこに焦点を絞りすぎるために、内容が面白くない!といった、欠点があります。

「英語学習は環境である」と私はコラムの中で述べましたが、これは英語を学ぶ上での素材の優劣という点でも大いに当てはまります。例えば、日本に数多く存在する英語教材のビデオやテープにしても、内容が面白くない。これらの内容はほとんどが、教材として無理やりでっち上げられたものであり、「面白さ」を目的として作られたものではないわけですから、当たり前といえば当たり前のことですが、それを視聴する側の立場に立ってみれば、面白くないものを視聴するのが苦痛である、ということに何の違いもありません。

例えば、私がアメリカに滞在していた時、英語学習の手段としてテレビをよく見ていました。日本でも「フレンズ」などのアメリカのテレビ番組を放送していますが、その他にも面白いテレビ番組がアメリカには数多くあります。個人的に私が好きだったのは、主にコメディーやトークショー番組だったのですが、他に、日本には無い番組形式ですが「法廷番組」をよく見ていました。これは、番組上の法廷にて、一般視聴者から募った原告、被告にそれぞれ弁護人がつき、一般的な裁判の形式に沿った形で論争した後、最終的に裁判官が判決を言い渡すというものです。

よくありがちな金の貸し借りや、不倫、離婚などに関する問題から、「かつらの出来が悪くてハゲがばれた原告が、かつらの製作会社である被告を訴える」といった笑えるものなど、とにかくバラエティーが豊富で面白いですし、それを弁護する弁護人や最終的に判決を下す裁判官の、雄弁かつ毅然とした態度が爽快です。さらに、裁判という制度がいかにアメリカ人の生活の中に生きているかという面がよく分かり、とても興味深いものがあります。

このように、英語学習云々以前に日本人が見ても面白い番組というのがアメリカには数多くありますが、残念なことにこれらの番組を日本で視聴することは不可能に近いというのが現状です。確かにCNNやFOXNEWSなどの真面目なものははケーブルテレビでも視聴可能ですが、お笑い系や、トークショー番組、もしくはあまりにも下らない(そちらのほうが一般アメリカ人に取っては日常的であるにもかかわらず)番組は日本で視聴することは出来ません。

このように、英語を学ぶ上で「環境」が最も大切だとすれば、面白い英語学習素材の無い日本で英語学習をするというのは、確かに不利といえるかも知れません。ただ、そんな中でもインターネットをはじめとしたテクノロジーの進歩は、お金の無い(?)日本の一般英語学習者にとっては大きな希望であると言えます。英語のウエブサイトはもちろん、当サイトにも掲載されている、「世界のインターネット放送ガイド」等を使えば、英語学習を「目的」から、興味のある情報を得るための「手段」に変えることは可能です。ぜひ活用してくださいネ!

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