留学のウソ&ホント2

結局留学の真実を書くといっても、「留学」という万人に共通の体験があるわけでもないわけで、私にとっての留学を書く以外にないわけです。私にとっての留学というのはつまり、私にとっての留学体験というナントカ体験記の類になってしまうわけで、最終的には読者の方それぞれが、そこから留学の「真実」を汲み取っていただく以外にないと思います。従いまして、少しでも多くの人々に留学の「真実」を知って頂くために、できるところまで私の恥多きプライバシーをカミングアウトしたいと思います。

私は根本的に言って、計画性だ何だということとは無縁の人間なので、留学に至る過程といっても、かなり不明瞭なものになってしまいます。海外には昔からある程度の興味は持っていたものの、勉強を積極的にするタイプではなかったので、留学などということはそれこそ大学卒業間近にTOEFLを受けて、その結果を見るまで考えたこともありませんでした。高校生時代はひたすら読書(漫画)とバンドに明け暮れ、勉強の「べ」の字もしてませんでしたし、テストの時も赤点じゃなきゃOKという感じでした。何しろ高校卒業時の夢が「ギターリスト」ですから、私の馬鹿さ加減も容易に想像していただけると思います。何をしていたわけでもないのですが、とにかく毎日遊んで楽しかったな~というのは覚えているという感じの高校生活でした。当然留学どころか英語の勉強なんて問題外の日々でした。

その後、当然のように「ギターリスト」の夢は挫折し、仕方なくほとんど勉強もせずに受けた大学受験にも全敗。浪人生活を送るハメになりました。根っから怠け者の私は、なるべく楽に大学受験を切り抜けようと考えました。その時点で、私の大学受験に必要な学力はほぼ全ての分野で限りなくゼロに近かったため、とりあえずは大学受験において最も大切な教科である英語を仕上げてから、もう1,2教科を適当に勉強して、2、3教科の受験で入学できる私大に紛れ込もうと考えました。これが私にとっては始めてのマトモな学習体験というか、英語にハマるきっかけとなりました。

英語を勉強し始めると面白いように成績は伸び、浪人を始めて半年後には、英語に限って言えばそこそこ有名な私大だったら合格できるほどのレベルに達していました。しかし、根っから飽きっぽいというか、怠け者の私はここで勉強に向けていたエネルギーが切れてしまい、受験2科目として様々な教科にアタックしたものの、全てモノにすることはできず、最終的にはあきらめて、まぁ、英語と論文だけで受かる学校もあるし、何とかなるだろうとたかをくくっていました。

そんなこんなで受けた大学受験だったのですが、それほど世の中は甘くなく、第一志望、第二志望と次々と落ちまくり、滑り止めで何とか入れた大学に行くこととなってしまいました。当然、滑り止め大学には行く気もせずに、大学一年時は取るべき単位を半分以上落として、読書ばかりしていました。その時同時に、半分趣味になっていた英語の勉強の一環として、英字新聞や、ペーパーバッグの小説なども読みあさりました。この段階で、ボキャブラリー、読解力、文法力はほぼ完璧なものとなりましたが、今度はリスニングができていないことに悩み始めました。それを解決する手段として、AFNを聞き始めたのもこの頃でした。

関係ない話なので省きますが、その後イラン人コミュニティーに紛れ込んだり、アジア系、特に韓国人の友人が爆発的に増えるに伴い、外国に対する興味は増してゆきました。そして、大学4年次には、卒業後にとにかく外国に行こう!という単純な考えを基に週5日毎日朝6時から午後1時までバイト、それから大学一年で落とした単位を取るために毎日学校という日々を送りました。その時点では留学するなんて夢のまた夢という感じで、とにかく外国に行って、放浪の旅でもしようと思っていました。

そんな大学4年に入ってすぐの春、何かの拍子でTOEFLというテストを受けることになりました。TOEFLという名前だけは知っていたのですが、それが何者であるのかよく知らなかったので、「TOEFLこれだけやれば500点」のような本を買ってきて、パラパラめくって見ました。それによると、日本人の平均が480点程度ということが書いてあったので、その時点で英検を含めた英語の資格を一切持っていなかった私は、「500点ぐらい取れればい~な~♪」という感覚で受験しました。しばらくしてから結果を見ると570点程取れたということで、自分の事ながらびっくりしてしまいました。

その後、留学関係の雑誌をめくってみると570点あれば大学院もいけるかも?ということが分かり、一応、大学が商学部だった関係上からMBAというコースを目指すことにしました。さらに調べるとMBAに入るにはGMATと言うテストを受けなければならないということで、色々調べてGMATを受けると、点数はそれほど良くなかったものの、何とかどこかのMBAプログラムには入れるということが分かったので最終的に留学をすることにしたわけです。

以上が私が留学するに至った経緯といえば経緯です。われながら全く行動に一貫性がなく、まさに成り行き任せという感じですが、とりあえずは読者の方々には私のバックグラウンドが分かっていただけたのではないかと思います。繰り返しになりますが、留学といっても人によってその内容は千差万別であり、私にとっての留学の真実を書くにあたり、私自身の留学に至るまでの背景を知っていただく事が不可欠だと考えたため、このような駄文を書き連ねたというわけです。というわけで、次回はこの続きです。

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