英語学習について4

「聞く」、「読む」というインプットが英語学習の初期段階で最も重要なのは、言うまでもありません。会話はよくキャッチボールにたとえられます。たとえ、投げることがうまくできたとしても、キャッチができないのでは、キャッチボールにはなりません。言語学習においては特に、「聞く」ということが重要になってきます。仮に「読み」「書き」ができなかったとしても、「聞く」事ができれば、その言語を使いこなせるようになるのに、それほど時間はかからないでしょう。もちろん「聞く」というのは、「聞いて理解する」ということを意味しますが、そこまで行かなくとも、その言語で使われる音の要素を聞き分けることができる、ということが大変重要です。

日本語は使われる「音」が他言語と比べて少ないためか(この辺については私は言語学専攻でないので、なんともいえません)、英語を聞き取れるようになるまで、他の言語を母国語とする人々と比べて、より多くの努力を要するようです。私自身も何よりこの「聞く」能力をある程度得るのに(今でもまだ完璧とはいえませんが・・・)、最も苦労しました。ある程度まともに聞き取れるようになったのは、留学してからのことでした。留学が英語能力に与える影響については、あとで詳しく述べますが、おそらく子供が大人と比べて言語習得能力が高い、といわれるのは特にこの「聞く」能力の違いのためだと思われます。また、発音の修得に関しても、子供は優れた能力を発揮します。おそらく、ある程度の年齢を過ぎてから、第二言語を習得する場合、ネイティブ並みの発音を習得するのは、私の経験からも不可能だと思います。

いずれにしても、言語習得というのは、環境に大きく左右されます。学び始める年齢や、生活する環境もありますが、言語を習得する能力においても、かなりの個人差があるように思えます。これを書いている私などは、おそらく最も英語を学ぶのに適さない環境、もしくは能力で学習してきたと、自認しています。まともに英語の勉強を始めたのは二十歳前後でしたし、留学したのも日本の大学を卒業した後でした。自分で言うのもなんですが、取り立てて言語にかかわらず、なにかを身につけるのに優れているわけでもありません。そんな私でも、TOEICで900点台を取れたわけですから、他の人にできないわけがありません!ということで、このような駄文を書いているわけです。

因みに、「お前は留学してるだろうが」、という事を言われる方もいるかもしれませんが、私が留学したのは、大学院留学ですので、留学してから英語を学習する時間などはありませんでした。大学付属の英語学校等も全く行っていません。確かに「聞く」や「話す」能力は多少上達したかも知れませんが、他の能力はあまり上達したようにも思えません。大学院留学がいかに英語の習得に不利か、ということについても後で述べたいと思いますが、留学以前に私も人並みに苦労して英語を勉強したという自負はあります。もちろん英会話教室などへも行ったことはありません。「お金をかけずに」英語を勉強する方法」というサイトを作る資格はあると自分では思っています。

しかし、このサイトで言いたいことは、英語学校などが無意味だ、などという事を言いたいのでは全くありません。その辺を誤解しないでいただきたいです。私の場合はただ単に貧乏だったために、英会話教室にいけなかった、というだけの話です。実際、英会話教室に何とか行きたいと思い、数件調べてみたこともありました。残念ながら貧乏だったため行く事はできませんでしたが、お金に余裕のある人は行ってみるのもいいかも知れません。効果があるかどうかは、私も行ったことがないので分かりません。おそらく使い方によっては、英語力の向上に役立つだろうと思います。しかし、英会話学校に行きさえすれば、英語力が伸びる、という考え方は禁物です。自分の主体的な英語学習の中に、英会話教室での授業を取り入れる、という気持ちが大切です。勉強はあくまで主体的にするものです。塾や、教室はあくまでそれを補足するのを目的として、使うべきものです。ということで、今回はここまでにしたいと思います。

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